日頃、
私たちが何気なく食べているパン。
どのようにして作られているか、
知っていますか?
実は、パン作りって、とっても奥が深いです。
見た目は同じように見えても、作り方はさまざまです。
本記事では、パンの生地作りについて、
どのような製法があるのかを理解していきましょう。
各製法の特長を理解することで、実際にパンを食べる時の楽しみもより一層楽しくなります。
基本的な製パン法について
現在、日本で使われている製パン法は、大きく分けると、下記の2つの製法があります。
2つの主な製パン法
- 直捏法
- 中種法
これらの製パン法の違いによって、材料の配合が同じであっても生地性質が異なり、
パンの外皮の色調と皮質、窯伸び、食感や触感、すだち(キメの細かさ)などの品質も異なります。
このため、目標とする品質のパンを作るには、
作業場の広さや機械設備、従業員数、販売量、販売時間などを考慮した上で、
どの製法が適しているかを認識する必要があります。
その他の製パン法について
実は、細かく見ていくと、上記2つの製法以外にも、パンを作る製法はたくさんあります。
直捏法にも、いろいろ
- 標準直捏法(ストレート法)
- ノーパンチ法
- 速成法
- 2度捏法(再捏法)
直捏法の中だけでも、様々な製法があります。
中種法にも、いろいろ
- 標準中種法(70%中種法)
- 100%中種法
- フルフレーバー法
- オーバーナイト法
- 加糖中種法
- 湯種法(近年人気製法)
中種法にも、これだけたくさんの製法があります。
その他にも、いろいろ
- 冷蔵法
- 冷凍法
- 連続製パン法(主にアメリカ)
- サワー種法(主にドイツやロシア)
- 酒種法やホップ法(日本の伝統)
- S780法
- 中麺法
- 老麵法
それ以外にも、こんなにたくさんの製パン法があります。
製パン法は、現在使われている物だけでも、15種類を超える製法が挙げられます。
これらの製パン法の特長を理解した上で、パン作りに取り組むことが出来れば、
より一層楽しく、そして美味しいパンを焼き上げることが出来ます。
いかがでしたか。
本記事では、製パン法の種類について学びました。
今回は、以上です。